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【一級建築士】法規の勉強法【得点につながる項目紹介】

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悩んでいる人

「一級建築士の法規の勉強方法を知りたい。法規の勉強をしたいけど何から始めたらいいの。法規のポイントを教えてくださいな。」

本記事ではこういった悩みを持っている人向けです。

一級建築士の法規の勉強方法をまとめました。

法規のポイントは「法令集は何より優先、大小関係に注意する、暗記で時短」です。法令集は便利ですが、頼りすぎると時間が足りなくなります。目標は、法令集を引かずに解けるようになりましょう。

それでは「法規の勉強方法」について説明していこうと思います。

一級建築士試験「法規」の勉強のポイント

法規の勉強のポイントを下記にまとめました。

  1. 法令集は何より優先
  2. 大小関係に注意する
  3. 暗記で時短

①:法令集は何より優先

法規は、他の科目と違い法令集が持ち込めます。
法令集は一級建築士の勉強をはじめる前に、優先して作りましょう。

法規の勉強を始めるうえで、法令集は必要不可欠です。
法規は範囲も広く、全ての基準を一つずつ覚えることは、ほぼ不可能だからです。

例えば、以下の問題です。

  • 直上階の居室の床面積の合計が250㎡である児童福祉施設の地上階に設ける階段に代わる傾斜路で、両側に側壁を設けるものにおいて、側壁の一方に15cmの手すりを設けた場合、側壁間の距離は125cm以上としなければならない。

この問題は、「令23条第1項」「令26条第2項」「令23条第3項」の3つの条文の理解が必要です。
この量を全て暗記していくことは、ムリゲーです。

ちなみに正当肢です。※少しややこしいので、読み飛ばしても大丈夫です。
「児童福祉施設」で直上階の居室の床面積の合計が「200㎡を超える」地上階の階段に代わる傾斜路の幅は「120cm以上」です。
しかし、傾斜路に手すりを設けた場合は、その幅は10cm無いものと見なすので、「15cm-10cm=5cm]は傾斜路の幅に含まれ、「120cm+5cm=125cm以上」としなければいけない。が答えです。

法規は法令集がなくては勉強することが大変です。初めのうちはすべての問題を法令集で調べることになると思います。

時間はかかるかと思いますが、まず初めに法令集を作ることから始めましょう。

②:大小関係に注意する

法規の問題は大小関係の言い回しに注意が必要です。
以上、以下、超える、未満などです。

法規は大小関係の問題が非常に多いからです。ウッカリ読み飛ばしてしまうこともありますので数字が出てきたら注意が必要です。

例えば、以下の問題です。

  • 集会場における客用の階段に代わる高さ1.5m、勾配1/8の傾斜路で、その幅が3mの場合においては、中間に手すりを設けなければならない。

この問題は不正解です。
この場合の、中間に手すりを設けなければならないのは、傾斜路の幅が「3mを超える」場合です。
このように3mと書かれていると、見落とす可能性が高いので注意が必要です。

建築基準法においては、数値が基準を満たしているか判断する問題がほとんどです。問題を読むうえで数値の大小関係は、最も注意するポイントです。

法規の問題を解く時は、数値の大小関係に注意しましょう。

③:暗記で時短

上記で法令集がないと勉強できないと説明しましたが、暗記で問題を解くことも重要です。

理由は、法規の試験時間が105分しかないため、法令集で全てを調べていたら間に合わないからです。

以下にタイムスケジュールをまとめてみました。

  • 試験時間:105分  → 6300秒
  • 問題数:30問×4肢 → 120肢
  • 1肢あたりの時間:6300秒÷120肢=52.5秒

上記のように、1肢あたり52秒くらいで判断しないと間に合いません。実際はチェック時間を取りたいので、もっと少ないはずです。

最初は全ての選択肢を法令集で解くことになると思います。ですが、回数をこなしていくと自然と法令集を引かなくても判断できる問題が増えてくるはずです。特に、関係法令はシンプルな問題が多いですので、暗記で解くこともできます。

法令集を引かない問題を増やすことが、合格への近道です。

得点につながる「法規」の項目

3つほど得点しやすい項目をまとめました。下記の通りです。

  1. 建築士法
  2. 耐火・防火
  3. 構造強度

①:建築士法

1つ目は建築士法です。
建築士の登録や設計、建築士事務所についての問題です。

毎年4問くらい出題されていて、基本的な問題が多く、法令集で見つけることができれば得点できます。

出題数は、下記になります。

  • 平成30年:2問+複合2問
  • 平成29年:4問
  • 平成28年:4問

「計画の建築生産とも範囲が重なっており」、勉強することで計画の対策にもなります。また、法令集を使わなくても解けるように練習することがオススメですよ。

建築士法は、建築の業務を行っている方は取り組みやすい項目だと思います。
しっかり対策して全て正解できるようになりましょう。

②:耐火・防火

防火・耐火もオススメの項目です。
耐火構造物、準耐火構造物などの判断や、何分間損傷しないようにするか、といった問題が多いです。

防火・耐火と2〜3問出題されていて、建築士法と同じように、問題数が多い項目となっています。

出題数は以下の通りです。

  • H30年度:2問
  • H29年度:2問
  • H28年度:3問

耐火・防火は時間などの数字や、火災の種類(建築物の周囲において発生する通常の火災)など少しややこしい問題が多いです。でも、安定して出題されているため、得点源にすることがオススメです。

耐火・防火も力を入れて勉強しておきましょう。

また、防火については、防火地域と準防火地域はどう違うの?【一級建築士試験】で詳しく解説しています。

耐火については、耐火建築物等としなければならない特殊建築物とは?【一級建築士試験】でも解説しています。

③:構造強度

3つ目は構造強度です。
構造耐力や柱や梁などの部材、荷重や構造計算方法などが出題されます。

構造強度は毎年2、3問出題されています。構造強度は構造の問題と重なっているため、慣れてくれば法令集を引かなくても解くことができます。

構造強度を勉強することで、「構造」の勉強にもなります。また、柱や梁などの部材寸法は製図試験にも必要な知識です。

構造強度は得意分野にしておくと、「構造」にも影響するためオススメです。

また、構造とは直接関係ありませんが高さ制限について、日影規制による中高層建築物の高さの制限とは?【一級建築士試験】で解説もしていますので併せてご覧ください。

目標の設定【8〜9割を狙おう】

法規の目標とするべき点数は24〜27点です。
以下に点数と問題数をまとめました。

問題数30問
目標点24〜27点
足切り点16点

法規はできるなら9割を目標に勉強したい科目です。問題数が30問と多く、法令集を使うことができるため、時間さえあれば得点を稼ぎやすいです。

僕の目標としていた点は以下の通りです。

  • 計画+環境設備:30点以上
  • 法規+構造:50点以上
  • 施工:17点以上

上記の点数を目標にしていました。
合計点では97点以上です。

とはいえ初めのうちは時間もかかり、点数も取れないかもしれません。法規は勉強に時間がかかる科目です。何度もくり返し勉強して、問題に慣れることが大事です。

法規は、高さ制限や容積率の計算など製図試験で必要な知識があります。
計算問題もしっかり対策して、製図試験の負担を減らすことがオススメです。

また、一級建築士の学科試験の勉強方法については以下の記事で詳しく解説しています。

【一級建築士】学科試験の勉強法でお困りですか?【初学者向けに僕が合格した方法を紹介!】

続きを見る

というわけで以上です。

本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。

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