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一級建築士になった僕が意識していた記述の勉強法【常にネタを探す事】

記述の勉強に悩んでいる人
記述の勉強に悩んでいる人

「一級建築士試験の記述の勉強方法を知りたい。記述のコツってあるのかな。記述で迷って時間が掛かってしまうけど、効率良い解き方ってあるんだろうか。」

本記事ではこういった悩みを持っている人向けです。

こんにちは。ポンタです。

今回は一級建築士試験の記述について触れていきます。

ぼく自身そうだったんですが「一級建築士試験の記述は、解答欄が全く埋められない、どうやって勉強すればいいのか」という悩みがありました。

記述の勉強は、「キーワードを理解して項目ごとにまとめる事です。」記述の内容は大きく分けて、建築計画、構造計画、設備計画,環境計画について分かれます。各項目ごとにキーワードを整理してます。いきなり設問から文章を書くことは難しくてもキーワードから膨らましていくことは可能です。

それでは「記述の勉強方法」について話していこうと思います。

記述の勉強はキーワードを意識する

記述の勉強はキーワードを意識しましょう。
どれだけ多くのキーワードを知っているかどうかがプランにも影響してきます。

記述項目について知る

まずは記述でどんなことを聞かれるのか知る必要があります。

項目は以下になります。

  • 建築計画
  • 構造計画
  • 設備計画
  • 環境計画

実は記述で問われる項目は大きく分けて4つしかありません。

4つしかないのかと思うかもしれませんが、記述はすべての項目を埋めることが前提です。学科のように苦手科目を捨てることはできないので満遍なく勉強しましょう。

僕の場合はノートに項目ごとで色分けしてまとめていました。

キーワードをまとめる

項目を理解したらキーワードをまとめていきます。

なぜキーワードをまとめるのかというと、いきなり設問を見て短時間で文章を作成することは難しいからです。
キーワードを抽出し文章を膨らませていくことが記述のポイントです。

  • アプローチ計画について → 集客性、動線分離
  • スパン割りについて   → 柱の負担面積、架構の安定性
  • 単一ダクト方式について → 一括で温湿度調整

いきなり文章を書くのは難しくても上記のようにキーワードから肉付けしていくと記述しやすいかなと思います。

記述キーワードは1つの設問に対して2つくらい抽出できれば良いかなと思います。2つ抽出できれば記述欄が長いものでも埋めることができると思います。

キーワードをどれだけ知っているかが記述での勝負です。
隙間時間などでキーワードを探したり暗記して自分の引き出しを増やしていきましょう。

文章を書いてみる

キーワードをまとめたら実際に文章を書いてみます。

何度も文章を書く練習をする必要はありませんが、一度はキーワードからの展開方法を把握していた方がスムーズに記述ができるかなと思います。

構成は以下の通りです。

  1. 対象+理由+結果
  2. 対象+結果+理由

文字に起こすと以下のような感じです。

①メインアプローチは来館者のわかりやすさに配慮し、幅員の広い道路側に配置した。
②メインアプローチは幅員の広い道路側に配置し、来館者のわかりやすさに配慮した。

結果と理由の順番はどちらでもOKです。『対象、理由、結果』が含まれている文章を作りましょう。

僕が意識していた記述のテクニック

僕が記述する際に意識していた事を紹介します。以下に3つ程まとめて見ました。

  • エスキスに入る前にキーワードを抽出する
  • 図面と整合しているか
  • 簡易な図示は適切か

エスキスに入る前にキーワードを決める

記述キーワードは課題文を読んで、エスキスの前に決めてしまいましょう。

先にエスキスで良いプランができても記述の項目に沿ったプランでないと意味がないからです。
製図試験は時間も限られてるので、手直しが発生しない手順で進める必要があります。

ぼくの製図試験の手順は以下になります。

  1. 課題文を読む
  2. 記述項目を読んでキーワードを決める
  3. エスキス
  4. 記述文を書く
  5. 作図

先にキーワード決めておくとエスキスの基準にもなりますので条件が絞れてエスキスもまとめやすくなるかと思います。

記述文は初めにチェックしてプランの指針にすると後戻りもなくて良いですよ。

図面でもアピールする

記述で選定した項目は図面でもアピールして加点を狙っていきましょう。

図面にはプレゼンテーション性も求められ、計画の工夫箇所を補足して文章を書かないといけません。
記述の内容が図面に反映されていることをアピールしましょう。

ぼくの場合は各図面で3つ以上は補足を記載していたので、記述の項目以外も計画で工夫していたことを補足していました。
キーワードの引き出しが多いと加点も積極的に狙っていけます。

同じ内容だった場合に差がつくポイントは補足での加点の量です。

簡易な図示は適切か

前提として記述の図示は必ず書きます。
記述の記載時間も図示込みで見込みましょう。

年度によっては『図示しても良い』という書き方ですが、図示されているかも点数に影響してきます。

図示は伝わりやすい表現で丁寧に描くことを心がけましょう。フリーハンドやスケール感のないものは望ましくありません。ぼくの場合はテンプレートを使って説明したい箇所を丁寧に書いていました。

図示は任意ではなく必ず描くようにしましょう。
ぼくの周りの合格者もみんな丁寧に書いていましたよ。

記述は一級建築士試験の基本

記述は一級建築士試験の基本です。作図ができるようになったら記述に力を入れてマスターしてしまいましょう。

ぼくは記述が書けるようになってエスキスの質も上がりました。記述を学ぶことでプランの引き出しが増えます。条件が決まるとアプローチや大空間、機械室の配置など迷う時間が減りますよ。

記述を勉強してライバルと差をつけましょう。

また、製図試験の勉強方法については、【一級建築士】製図試験の勉強法でお悩みですか?【初学者向けに僕が合格した方法を紹介!】で詳しく解説しています。

というわけで以上です。

本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。

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