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一級建築士の製図試験は独学合格できるのか?【なぜ資格学校が必要なのか?】

悩んでいる人

「一級建築士の製図試験に独学で合格は可能なの?製図試験の勉強はどうすればいいのか。独学以外だと何がいいんだろう。」

本記事ではこういった方向けです。

こんにちは。ポンタです。

令和元年度に一級建築士試験にストレート合格しました。

僕は製図試験の資格学校に通いました。

初めはお金もかかるし、独学で製図を勉強するか悩みました。

周りには独学で受験する方もいましたが、結果的に資格学校に通ってよかったかなと思ってます。

今回は、一級建築士の製図試験を独学合格が難しいという事について紹介していきたいと思います。

一級建築士の製図試験の独学合格が可能か?

結論から言いますと、製図試験は独学での合格は難しいです。

毎年、一定数は独学で合格されている方もいるかもしれませんが、特に初学者は独学で勉強しない方がいいかなと思います。

独学合格が難しい理由について以下で順番に紹介していきます。

製図試験の教材が不足している

一級建築士製図試験は市販の教材が圧倒的に不足しています。

書店に並んでいるテキストは、合格を目指すには内容が足りません。

図面の書き方など基本的な内容については学べるかもしれませんが、設計製図のエスキース力や計画の要点などを身につけようと思ったらほぼ不可能じゃないかなと思います。

資格学校生は、毎回様々な課題を設計していますが、市販のテキストでは課題数が少なく、応用力が身に付きにくいからです。

試験にテキストと全く同じような内容で、出題されれば合格を目指せるかもしれませんが、殆どないため応用力が身に付いていないと合格は難しいです。

また、市販教材は試験ギリギリまで、最新の内容は発売されず過去の問題で製図を演習する場合がほとんどです。

市販教材は発売までに多少時間がかかるため、勉強開始までに差が生じやすいのも一つの理由です。

資格学校の教材なら製図課題が発表されてから、次の週くらいには演習に望めます。

モチベーションの維持が難しい

一級建築士試験は学科から製図までの長期戦です。

どんなタイミングで、緊張の糸が切れてしまうかは分かりません。

仮に学科に合格したタイミングで、今までの疲れからモチベーションが一旦下がってしまうかもしれません。

また、学科試験が終わって合格発表までの間に合否がわからないまま勉強しなくてはいけません。

当然個人差はあるかと思いますが、気持ちが不安定な状況で難易度の高い製図の勉強をして、上手くいかなければ来年でいいや、となる方もいるかもしれません。

また、独学は基本的に一人で勉強することになります。

同じ悩みを共有できずに一人で抱え込むとストレスにも繋がります。

独学の場合は気持ちのコントロールが難しいです。

資格学校生に勝つ必要がある

一級建築士製図試験においては、独学者は圧倒的に少数派です。

毎年、合格者のほとんどが資格学校生です。

製図試験は合格者がだいたい毎年決まっています。その中を勝ち残る必要があります。

資格学校では、その学校ごとにプランが似通ってきます。

合格者数を調整する上で、試験元も類似のプランを合格させやすいです。

なぜなら、受験生の多くを資格学校生が占めているため、ある程度の合格者を確保するためです。

当然、大きな減点などが無いことがもちろんですが。

例えば同じくらいの採点結果だとして、

資格学校生が同じようなプランを書いている中、全く異なるようなプランは選ばれにくいため、その点で少数派は不利といえるでしょう。

独学の場合、同じレベルではなく資格学校生を上回るプランを書く必要があります。

お金が用意できないのであれば、独学もありだと思いますが、合格できるかはその人の力量に大きく左右され難しいです。

仕事で製図の経験が豊富にあったり、一度資格試験に通った事がある方以外にはオススメしにくいです。

特に初めて受験される方は、試験の進め方なども含めて、製図試験は生まれて初めての経験の場合もあります。

製図試験の合格を目指すなら独学は控えた方が良いです。

なぜ製図試験には資格学校が必要なのか?

上記では製図試験の独学が難しいという話をしてきました。

では、独学以外ではどんな勉強法があるのかというと、おそらくみなさんご存知の「資格学校」ですね。

別に僕も資格学校の回し者というわけではないのですが、本当に通ったからこそ合格できたのと思ってます。

初めは高いお金出して、色々、学校の方から指摘を受けたり休日も潰れてしまうし嫌だなと思ってました。

ですが、現在の一級建築士試験の試験制度では、圧倒的に資格学校に通って勉強する人と、独学者との差ができてしまいます。

資格学校似通って感じたメリットを順番に紹介します。

分からない事の質問ができる

やはり、一番大きいのはこれですね。

独学の何が辛いかというと、一度疑問点が出てきてしまったら、解決できない可能性があることです。

上記でも製図試験の教材は市販されているものが少ないとお伝えしましたが、痒い所に手が届くような内容のものが僕が勉強してた時はありませんでした。

独学の場合は分からないことを、ググったり、専門書を読んだりすることになるかと思いますが、かなりの時間と体力を使います。

製図試験は時間もないので勿体無いですよね。

調べるのは時間がかかりますが、聞くのは一瞬です。

みなさんが解決できずにモヤモヤしている時期に、資格学校生は、次の授業で試験のプロに聞くだけで解決できるんですから圧倒的に有利ですよね。

講師も受講生に合格してもらいたいので、何度でも丁寧に教えてもらえる事は強みですよね。

疑問点の解決が出来ることは心強いですよね。

勉強することだけに集中できる

資格学校には授業のスケジュールがあります。

独学では合格には何が必要で、どれくらい勉強しないといけないのか等、勉強量の管理なども含め、全て自分で計画を立てないといけません。

ですが、資格学校は試験のプロ達が合格する為に、何。どれくらい勉強する事が必要かを試験当日まで考えてくれます。

与えられた課題を黙々とこなす事になるので、圧倒的に楽になります。

勉強効率も全然変わってきますよね。笑

また、長年の経験から試験を予測したり、教材や課題のバリエーションが圧倒的に豊富です。

資格試験のプランを信じてこなすことができれば、合格に近づきます。

ただ、仕事が忙しくて中々課題がこなせない場合もあるかと思います。

その場合は、学校に通っても成果は得にくいので、転職するなり、上司に相談するなりが必要になってくるかと思います。

色々アドセンスを貰えたり、勉強する環境を整えられるのはメリットですね。

周りに同じ境遇の人達がいる

当然のことなんですが、資格学校には受講生が集まります。

何を当たり前のことを言ってるのかと思うかもしれませんが、これはかなりのメリットなんです。笑

独学はモチベーションの維持が難しいとお話ししましたが、それは周りが自分一人だけだからです。

周りに頑張っている人たちがいれば、嫌々でも自分もやらないといけないという経験ありませんかね?笑

資格学校で知り合いを作ることで、自分が途中で投げ出さないように保険もかけられます。

僕も結構、意志が弱い性格なので不安も多かったのですが、最後まで乗り切ることができました。

その他にも、他人のプランを参考にしたり、うまく行ってる人にコツを聞いてみたりする事も合格につながったかなと考えています。

ただ、周りと仲良くなれるか不安な方もいるかと思います。

僕もあまりコミュニケーションが得意な方では無いのですが、ずっと同じクラスにいますし、グループに分かれて講師から採点を受けるので自ずと仲良くなりますよ。

一人で頑張るのも素晴らしいですが、同じ悩みを持つ方と知り合えると楽しみながら勉強することも出来ますよ。

辛い試験なので、少しでも楽しみな要素がある方が息抜きもできると思います。

まとめ:製図試験の独学合格は茨の道!

一級建築士試験は独学合格は難しいことを紹介してきました。

製図試験は、学科のようにマークシート方式ではなく初めて受ける方式のだと思います。

特殊な試験で市販教材も少ないので、資格学校のノウハウに頼ることがオススメです。

ただ、料金は決して安くないので、ボーナス等をコツコツ貯めておいて、1年分だけだと割り切ったほうが良いかなと思います。

独学でも不可能ではないですが、茨の道という事をお伝えしました。

また、製図試験の勉強方法については、【一級建築士】製図試験の勉強法でお悩みですか?【初学者向けに僕が合格した方法を紹介!】で詳しく解説しています。

というわけで以上です。

皆さん多忙な中、勉強するのは大変でしょうけどがんばって下さい。

本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。

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