「現場監督の仕事がブラックすぎて辞めたい。建設現場で働いているけど想像以上に辛すぎたから辞めたいけどいいのかな。現場を辞めた後どうすればいいのか知りたい。」
本記事ではこういった悩みを持っている人向けです。
こんにちは。ポンタです。
僕は新卒で建築会社に入社し現場に配属されました。
ほぼ毎朝5時に起きて、終電近くまで働いていました。
そして辛くて1年で辞めました。
今は構造設計事務所にいます。以前に比べて自分の時間が増えたことで勉強する余裕もできました。
そして、一級建築士試験にも合格する事ができ満足しています。
自分がそうだったんですが「現場が辛くて辞めたいけど我慢しないといけないんでしょ」と悩んでいました。
今現場で苦しんでいる人に伝えたいです。悩む必要はありません。現場が辛くて辞めたいなら早く辞めましょう。ガマンしながら現場仕事を続けてもメリットはないです。人生の貴重な時間がもったいないです。「あなたが残業してる間に勉強している人、趣味を充実させている人、大事な人と過ごしてる人がいる」からです。ぼく自身もっと早くに辞める決断をしてもよかったかなと思います。自分の気持ちをごまかしながら生きるのって辛いですよね。
今回は以上の発言について深掘りしていこうと思います。
現場を辞めてぼくが気づいたこと
現場仕事って辛いですよね。夜遅くまで残業して当たり前な環境、給料も時給換算するとかなり少ない、パワハラが普通だと思っている上司。現場が辛いなら早く辞めた方が良いと思いました。
人生の貴重な時間の浪費だった
ただ働いて帰って寝るだけの生活だったからです。当時、平日は23時まで働いて休日は週に1日あれば良い方でした。ほとんど自由な時間はありませんでした。
当時のぼくの1日のスケジュールは以下の通りです。
- 5時:起床
- 6時半:出社
- 17時:現場終了→事務所で写真整理や書類など
- 22〜23時:帰宅
- 24時:就寝
ぶっちゃけ仕事しかしていません。働くのが生きがいとか建設現場が好きとかでなければ精神的にも肉体的にも持ちません。当時は現場仕事を辞めたいと思いつつも働き続けていました。なぜなら周りの人が普通に働いていたからです。疑問を持つ自分がおかしいのかとも考えました。
今思えば現場で働いてきた人の中にいるから当たり前ですよね。その人たちは辞めない選択をしてきたから。自分が違って見えるのは普通です。でも、実際に現場を辞めた人はたくさんいます。
辛い仕事で1日中働くのは時間がもったいないと思います。
自由な時間を持つことが重要だと気づいた
自由な時間は人生を豊かにするからです。当たり前ですが1日は24時間しかありません。1週間でいうと168時間です。ぼくは現場仕事でかなりの時間を浪費したかなと思っています。
例えば友人とぼくの業務時間を比較します。彼の会社は業務時間が9時〜18時まで週休2日でした。ぼくは7時〜22時、休日は週に1日として計算しました。
- 友人:9時間 × 5日 = 45時間/週
- ぼく:15時間 × 6日 = 90時間/週
数字にすると1週間で倍くらい働いていますね。45時間はかなりの時間です。資格の勉強、趣味、交際など十分にプライベートを充実できる時間です。
数字にしてみるとゾッとしましたね。「自分が現場で働いている間に、勉強してスキルを身につけたり、趣味でプライベートを充実させたり、家族や友人との大切な時間を過ごしている人がいます。」自分はなぜ働いているんだと思いました。
自由な時間は生きていく上ですごく大事な時間です。それを自分は仕事に費やして何のために生きているんだろうと思っていました。
ガマンした先になりたい姿はなかった
現場で出世したいですか。答えはNOでした。自分の上司の姿を見た時になりたいものではありませんでした。いくら現場でガマンしてもこの先に未来はないんだなと思いました。
もう少しガマンして働こうと考えているあなたは素晴らしいです。ただ時間は何もしなくても過ぎて行きます。家族が増えたりなかなか仕事を辞められなくなる人も多いです。辞められるうちにやめておくことが今後を考えると良いと思いました。
現場が嫌ならできるだけ早くやめた方が良いです。タイミングを逃して自分から変わる可能性を手放すのはもったいないですよ。
辛くて現場仕事を辞めてもなんとかなりました
僕は悩んだ結果1年で現場仕事を辞めました。何とかなりますよ。
現場を辞めたことで気が楽になった
意外と先の不安よりも現場を辞められたことで気が楽になりました。
これからは辛い現場に行かなくていいし自分の時間も確保できてむしろ楽しみでした。勉強する時間も取れるし、趣味の時間も確保できる。転職活動に不安はあったけど現場で働き続ける方がもっと不安だったからです。
辞めた後は1ヶ月くらい旅行に行ったり、バイトしたり資格の勉強していました。転職に時間が掛かると思ってたけど、読書しながらノンビリやっていたら以外とすぐに決まりました。
今の時代は転職するのは当たり前な時代です。現場の人は会社を辞めるのが悪だという風潮でしたけど、「本来その選択をどうこう言う権利は他人にはない」ですよね。
あらためて思うと、僕は本当に現場を辞めてよかったなと思います。
世の中に現場以外の仕事はたくさんあった
ぼくは現場を辞めて、構造設計事務所に入社しました。
理由としては現場仕事は辞めたかったけど、もう少し建築に関わってみたかったこと、建築の大学を卒業してるので一級建築士の資格を取りたかったからです。
ぼくが実際に転職活動の時に調べた仕事の一部を以下にまとめました。
- 建物を作る仕事:設計、ディベロッパー
- 建物を管理する仕事:ビルメン、プロパティマネジメント
- まちづくりなら:公務員、独立行政法人
- 建築は嫌なら未経験職:工場、ITエンジニア、営業
ちなみにぼくが入社した構造設計事務所は年間休日が120日を超えていました。現場時代の1.5倍の休日数です。心のゆとりが全然違いますね。
設計職の休日数の多さは、構造設計=設備設計>意匠設計のイメージです。意匠は住宅などの個人相手の仕事だと土日や夜に打ち合わせが入るので少し大変かなと思います。
現場を辞めてわかったんですが、世の中にたくさん仕事はあります。無理して現場仕事を続ける必要はありません。
給料は一時的に落ちるかもしれない
未経験の職種に着くとなると給料は落ちるかもしれません。
企業としても教育が必要な人材にはあまり高い給料は払えないからです。キャリアチェンジするには仕方ないことだと思います。割り切りましょう。
ぼくも現場に居た時よりも給料は下がりました。現場に出ていた時は残業代が大きかったので。ただ、その分時間が増えたのでよかったかなと思ってます。
確かに一時的に給料は下がるかもしれません。ただ「将来的に見れば差はない」かなと思います。スキルを身につけ働き続ければ給料は増えていきます。大事なのは将来です。今の環境、今の仕事をこれからも続けて行きたいかどうかだと思います。
目先の待遇より長期的な視点でキャリアを見つめることが重要かなと思います。
現場を辞めた後の未来を想像する
もし決心がつかない人は現場を辞めた後のことを想像してみましょう。
悩んでいる気持ちを整理でき現場を辞めるかという決意につながるからです。決心さえつけば後は何とかなりますよ。ぼくも引き止められましたが、鉄の意志を持ち辞めることができました。
何でも良いですが例えば以下です。
- 家族との時間が確保できる
- クーラーの入った環境で内勤として働くことができる
- 生活習慣が整い、睡眠時間が増え健康になる
最初は不安かもしれませんが建設現場よりも過酷な環境ってあまりないかなと思います。不安かもしれませんが、行動することで今よりも良くなる方に進むだけですよ。
人は辛い環境では頑張れません。会社の人がどう思うかは関係ないことです。自分を大切にしましょう。
辛いなら現場仕事を辞めた後のことを想像して勇気を持って決心しましょう。
というわけで以上です。
本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。