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一級建築士は過去問だけで合格できるの?【ストレート合格を目指すための注意点】

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悩んでいる人

「一級建築士に過去問だけで合格できるのかな。過去問だけの勉強でどこまで対策できるのかな。過去問だけの勉強で、お金を節約したいな。」

本記事ではこういった方向けです。

こんにちは。ポンタです。

令和元年度に一級建築士試験にストレート合格しました。

よくある疑問なんですが、一級建築士試験の勉強で過去問だけで合格できるのかというものがあります。

自分もそうだったのですが、資格学校に通うとお金もかかるし、過去問だけで合格できるなら節約にもなるし、自分のペースで勉強できるなと考えたりしました。

今回は、一級建築士試験は過去問だけで合格できるか、について解説していきたいと思います。

一級建築士は過去問だけで合格できるのか?

結論からお伝えしますと、一級建築士試験は学科試験なら過去問だけの勉強でも、合格する人もいますが、可能性は低めです。

なぜなら、一級建築士試験は過去問だけでは、出題範囲をカバーしきれないからです。

過去問から発展した内容の問題も出ますが、新規出題の問題も数多く出ます。

過去問の出題は半分程度

一級建築士試験の過去問は、年によりますが大体半分程度です。

一級建築士の合格基準点が90点程度と言われていますので、合格するには75%位の得点が必要です。

仮に過去問を完璧に解けたとしても、過去問だけの範囲では合格はできません。

また、過去問がそのまま出る訳ではなく、過去問の選択肢やその解説の一部を変更したような応用問題で出題されるケースも多いです。

年によっては、過去問の比率が多い年もあるかもしれませんが、一級建築士試験は過去問だけの知識で挑むには心許ないです。

過去問だけの勉強では出題範囲を網羅できません。

新規出題の問題が多い

上記で、過去問の出題が半分程度と紹介しましたが、残りはというと新規の問題になります。

建築業界には常に新しい技術や考えが出てきたり、法改正などが行われています。

過去の事だけでなく、新しい知識を取り入れることも重要になってきます。

例えば、自分の試験を受けた年だと以下のような問題が出題されました。

  • ブロック塀の構造について
  • 積雪後に雨が降る事を考慮した屋根の構造など

以上の内容は、ニュースにもなった時事ネタです。

一級建築士試験はその年や前の年に話題になった時事関係の問題も出題されるため、新聞やニュースなどをチェックするような対策も必要です。

過去問以外にも、建築業界の動向を追い知識を補完することが重要です。

過去問だけで合格する人もいるが、、、

よく過去問だけでも合格したという方もいますが、僕はあまりオススメしません。

理由としては、過去問だけの勉強では製図試験に向けた知識が身に付きにくいからです。

一級建築士は製図試験まで合格して資格の取得ができます。

過去問の暗記では、4択問題は解けるかもしれませんが、自ら考えて図面を書くまでの知識の定着は難しいかと思います。

与えられた選択肢の中から、正解を選ぶよりも自ら考えて、自分の知識を引っ張り出し、図面を書く方が遥かに難しいです。

また、学科試験に過去問だけで合格基準点を取れた方も、元々知識があったり、仕事で知ってたりするから解けたという方も多いです。

一級建築士試験の初学者の方が過去問の勉強だけで、合格を目指すのは至難の業かと思います。

製図試験も視野に入れた勉強をするには

上記でも言っていますが、一級建築士試験は製図試験の合格までして初めて資格を取得できます。

仮に学科試験だけに合格できたとしても、製図試験に3度落ちれば、再び学科試験からやり直しになります。

きつい勉強を乗り越えて、せっかく学科試験に合格したのに、もう一度長い時間をかけて勉強し直すのは嫌ですよね。

そのため、目指すべきは製図試験を含めての合格です。

製図試験のお題は被らない

過去問だけで製図試験を合格できない理由として、毎年お題が変わってくるからです。

何がお題になるかは完全にランダムで、過去問で対策する事は難しいです。

例えば下記が過去5年のお題です。

  • 平成28年:子ども•子育て支援センター
  • 平成29年:小規模なリゾートホテル
  • 平成30年:健康づくりのためのスポーツ施設
  • 令和元年:美術館の分館
  • 令和2年:高齢者介護施設

上記のように、一つとして同じ用途の建物は出題されません。

高齢者介護施設の勉強をしようとした時に、美術館やスポーツ施設の過去問では、対策できません。

一般的な壁や柱の書き方などは学べるかもしれませんが、室の用途によって面積を考えたり、動線やゾーニングの検討を過去問から学ぶ事は難しいかと。

お題が毎年変わる事が、製図試験が過去問だけでは難しいと言われる要因の一つです。

製図試験は実務的な知識も要求される

設計製図試験では、法規や構造、設備などの幅広い知識が必要になります。

自分が書いた図面が、建物として成立ち、法律違反にならないようにしないといけません。

例えば、構造上成り立たないようなスパンや丘柱、高さ制限や適切な空調設備を使うことです。

構造や法規で適合していない図面を書いてしまうと、ランク4という評価を受けてしまいます。

ランク4とは簡単にいうと、他がどんなに優れたプランを作っても、採点には考慮されずに一発失格という評価です。

構造や法規は特に厳しく判定されますので、十分に知識を補完すべきです。

また、法規は学科試験と違って法令集の持ち込みができないため、法令集に頼りすぎた勉強をするのは禁物です。

ある程度、勉強を進めていったら法令集を見なくても解ける様になる勉強法も試してみるべきです。

製図試験では、実際に自分の図面に知識を落とし込める位に理解する必要があり、過去問だけを使った学習では身に付きにくいです。

製図試験は勉強時間が少ない

製図試験のストレート合格を目指すのなら、学科試験から製図試験まで2ヶ月ほどしかありません。

学科試験は7月の下旬にあります。そこから製図試験が実施されるのは10月中旬です。約2ヶ月ですね。

学科試験は前もって始めたら余裕を持てますが、製図試験はどんなに早くても2ヶ月程度しかありません。

学科試験が受かるか分からないのに、作図などを並行して勉強するのは、現実的ではありません。

なので、学科試験に出てくる範囲は、製図で使うことができるまで理解しておき、2ヶ月間は作図やエスキス、記述の勉強に時間を割くべきです。

また、過去問を使って独学で合格した方も製図試験でいたのですが、やはり基礎的な部分の理解が間に合わずに製図の授業に中々ついて行けずに苦労していました。

ストレート合格を目指さない方は、過去問だけの合格を目指して独学するのは良いかもしれません。

ただ、時間がかかる事は覚悟しないといけません。

ストレート合格を目指すのなら、合格までに費やす時間を考えたら、短期講座でも受講した方が良いかなとは思います。

まとめ:ストレート合格を目指すなら過去問だけでなく資格学校も視野に!

本記事では一級建築士試験を過去問だけで合格できるのかを紹介してきました。

結論として、学科試験は過去問だけでも合格できる人はいるが、製図試験を含めたストレート合格を目指すなら心許ないです。

合格までにかかる時間と、資格学校に通う費用を比べた時に、どちらを取るか考えるべきかと思います。

僕は一級建築士を取得すれば、お金は回収できる部分もあるので、時間よりも、多少お金がかかっても資格学校に通う方が良いかなとは思います。

また、一級建築士の学科試験の勉強方法については以下の記事で詳しく解説しています。

【一級建築士】学科試験の勉強法でお困りですか?【初学者向けに僕が合格した方法を紹介!】

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というわけで以上です。

皆さん多忙な中、勉強するのは大変でしょうけどがんばって下さい。

本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。

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