「現場仕事をしているけどミスも多いし自分には向いていないんじゃないかな。毎朝、現場に行くのが辛いです。現場仕事を辞めた人の意見を聞いてみたいな。」
こんにちは。ピオン太です。
僕は、大学を卒業して現場仕事をしていました。
今は、転職してホワイトカラーの仕事をしているのですが、当初は毎日現場に行くのが辛くて、人生の暗黒期でした。
現場仕事に忙殺される日々には、もう戻りたくないですね。笑
今回は、僕と同じように現場仕事に向いてないと感じている方に向けて、僕の経験から感じた事について紹介していきたいと思います。
僕が感じた現場仕事に向いている人と向いていない人の特徴
現場仕事は、特殊な環境で働くため向き不向きがあります。残念ながら、僕には向いていませんでした。
僕が現場仕事をしてみて感じたことを順番に紹介していきます。
現場仕事に向いている人の特徴
まずは、現場仕事に向いている人の特徴からです。
①コミュニケーション能力が高い
現場には色々な方が働いています。自分たち以外にも、元請け下請け、様々な業種の職人さんや監督さんがいます。
多くの人と作業の調整をしながら仕事を行なっていくので、コミュニケーション能力が求められます。
また、現場で働いている方は体育会系の方も多く、言葉遣いや気難しい性格の方も一定数います。
そんな人たちと、うまくコミュニケーションを取れる人は現場仕事に向いています。
②体力に自信がある
現場仕事は体力が必要です。
職人さんはもちろんですが、現場監督でも朝から夕方まで現場を動き回るため体力がある方は向いています。
作業をしていると急に呼ばれることもあるため、建設現場の色々なところを動き回ります。体力がある方は迅速に作業ができるため現場仕事が向いています。
③臨機応変な対応ができる
現場は多くのことが起きます。
なかなか、予定通りに作業が進むことも少ないためです。
事前に工程がうまくいくように計画は立てるのですが、作業は人間がするもので計画通りに進捗することも少なく、トラブルが起きるケースも多々あります。
そんな時に、柔軟な対応ができる方は現場仕事に向いています。
トラブルが起きた時に、慌てることなく代替案を支持できる方は現場仕事に向いています。
現場仕事に向いてない人の特徴
次に現場仕事に向いていない人の特徴です。
①体力がない人
現場仕事に向いている人でも紹介しましたが、現場仕事は体力が必要です。
現場を動き回れてこそ仕事をすることができ、職種によっては重たい物を持って歩かなければなりません。
実際に僕の会社でも体力がない方もいて、現場仕事から内勤に異動になりました。
体力がない方は現場仕事が辛いかもしれません。
②コミュ障の人
上記でも現場仕事は色々な人と作業を調整しながら働くことが重要だと説明しました。
話すことが苦手だと作業がうまく進められない恐れがあります。
また、現場の方は基本的に体育会系のノリが多いです。声が大きい方なども多いため、萎縮する可能性もあります。
僕もそうでしたが、コミュ障の方には向いてないかと思います。
③他人のことを気にしすぎる人
現場で働いている方は口調が荒い方や怒鳴る方もいるためです。
僕の上司もすぐに怒鳴る方で、自分のミスでなくても機嫌が悪ければ怒鳴られることもありました。
当然、全員がそんな方ではありませんが、現場で働いている方の一定数は昔ながらのパワハラ気質の方もいます。
理不尽なこともあるため、人の言う事を気にしすぎる優しい方には向いていないかもしれません。
現場仕事をしてみて僕が向いてないと感じたこと
次に、僕が実際に現場仕事で向いていないと感じたことを順番に紹介します。
①夏は暑く、冬は寒い
現場仕事は、外の作業が多いです。つまり、気温の寒暖差がダイレクトに影響します。
夏は汗だくになりながら足場を駆け上がり、冬は手が悴みながら図面にメモをすることが日常茶飯事でした。
オフィスであれば、エアコンで温度調整しながら快適に働くことができますが、現場は屋外や、建物の機能が整備される前の場所がほとんどなので気温は最大の敵です。
僕は寒暖差に弱く季節の変わり目に体調を崩しやすい体質だったので、現場は辛い環境でした。
②拘束時間が長い
現場仕事は拘束時間が長い仕事です。朝が早く現場が始まるのが8時くらいのためその前に現場についている必要があります。
現場監督は、現場が始まる前に1日の準備をするため早く出社し、職人は道具を現場に運ぶため会社に集合し、車で現場に向かいます。
そのため、現場の作業が始まるよりもかなり早い時間から働き始めます。
帰りも同様に次の日の準備や車の移動があるため、単純な作業時間以外にも拘束時間が長い傾向にあります。
当然、上記の時間はサービス残業でした。
僕は、拘束時間も長くサービス残業も多かったため現場仕事へのモチベーションも低かったです。
③体育会系のノリが苦手
僕は体育会系のノリが苦手でした。
大声で呼ばれたり口調の荒い方とは、正直ノリが合わなかったです。
また、次の日に仕事があったり予定があった場合も、有無を言わさずに飲み会に参加させられていました。
上司の命令は絶対な会社が多いのが現場仕事です。
僕は気が合う友人や上司と飲みにいくのは好きなのですが、嫌いな上司に説教されるために連れていかれる飲み会ほど無駄な時間はないですね。
僕には合わない環境でした。
向いてないと感じる仕事を続けることのリスク
上記のように僕には現場仕事は向いてないと感じながら働いていました。
ですが、向いてないと分かっていながらその仕事を続けている方は多いんじゃないかなと思います。
僕も向いてないけど、今辞めたらダメになる最低でも3年は働かないと思い込んでいました。
しかし、向いてない事を無理に続ける事ほど時間が勿体ないことはありません。
理由としては、その仕事に本気になれないことです。
それによって生じる弊害としては大きく2つ。
- スキルが身に付かない
- 人生が楽しくない
上記の通り順番に解説していきます。
スキルが身に付かない
一つ目がスキルが身につかないことです。
自分で向いてないと感じているということは、仕事がうまくいっていない可能性もあります。
単純に苦手分野であれば、努力すれば技術が身につく可能性は高いですが、向いてないと感じている事に本気で勉強できない方も多いと思います。
その仕事が好きな方は、業務時間以外も仕事のことを考えたり、そのための自己啓発を行ったりもするでしょう。
しかし、そうでなければ仕事が終われば、仕事を忘れてスッキリしたいと考えるのは自然な流れかと。
当然ですが、仕事が上達する速度も変わってくるため、向いてない事を我慢して続けることは、年月だけ経ち同僚よりもスキルが身に付きにくいリスクがあります。
向いてない事を続けるより、向いていると感じる仕事をした方がスキルが身につくため年収アップや昇進も望みやすいです。
人生が楽しくない
社会人になると仕事は1日の大半です。もっと言うと人生のほとんどが仕事なんです。
人生のほとんどの時間を占める、仕事の時間が我慢だと生活してても楽しくないですよね。
また、仕事の嫌な気持ちがプライベートの時間まで長引いてしまうと休日であっても心の底からリラックスできません。
もちろん、仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けられるから問題ないんだと言う方もいるかと思います。その方は気持ちの切り替えがうまく素晴らしい方だと思います。
ですが、仕事の時間も楽しめ、やりがいがあった方が仕事とプライベートで2倍楽しめて、より幸福度が高くなります。
人生の多くの時間を占める仕事を、向いてないことで消耗するのはもったいないです。
注意点:向いてない要因が仕事以外の場合
今、現場仕事が向いてないと感じている方でも必ずしも現場仕事が原因ではない可能性もあります。
理由としては、仕事以外の要因で向いてないと感じていれば、仕事の内容まで向いてないと錯覚している可能性があるためです。
主な悩みとしては、以下の通りです。
- 職場の雰囲気が合わない
- パワハラの上司がいる
- 年収が低い
上記のような内容は、現場仕事には関係ない事ですよね。そのうような場合は、職種や会社、部署などを変えるだけで解決もできます。
僕は現場仕事の内容も合わないと感じていたため、別の仕事に転職しました。
現場仕事が向いてないと感じる原因を一度考えてみる事もオススメです。
どうしても辞めると言い出せないなら
もしどうしても原因を考えて、今の会社を辞める決断をしたとしても上司に言い出せない事もあります。
普段、話しやすい環境ならまだしもパワハラ気味の上司や、辞める事を許さないような雰囲気だと萎縮しますよね。
僕も前の会社は辞めたいという人がいると雰囲気が悪くなっていました。残念だけど次も頑張ってという雰囲気なら良いのですが、忙しいのに余計な仕事を増やすなという雰囲気です。
僕の場合は、どんなに引き止められたりしようと鉄の意思で退職願いを出しましたが、中々難しい会社もあると思います。
同僚で突然来なくなり、手紙で退職のやり取りをする方もいれば退職代行を使って辞める方もいました。
周りに迷惑をかけないようにしようとする、あなたは優しい人です。ですが仕事は人生の重要な要素なので、自分の事を第一に考えましょう。
色々あったとしても、会社の人は1ヶ月もすればあなたの事も忘れますよ。笑
あまり気にしない精神で。
自分が後悔しない選択をしよう
今回は、現場仕事に向いていないと感じている方に向けての記事でした。
向いてない事を続けることは自分の将来や私生活にも影響するためリスクがあります。
自分の好きなことを見つけて向いていると思える仕事をしましょう。
初めは何が向いているか分からないかもしれません。
それでも、やってみないと何も分かりません。
また、僕が自分の向いている仕事を見つけるために転職活動をどのようにしたか以下の記事でも紹介しています。
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【建築会社で疲弊している方へ】現場から転職するための3つのパターンと4つの方法「実践」
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というわけで以上です。
本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。