「楽天で積立NISAを始めたいけど、どう手続きをすればいいの。楽天で積立NISAを始めるメリットは何かな?」
本記事ではこういった方向けです。
こんにちは。ピオン太です。
僕は楽天証券で積立NISAを行なっています。2020年から積立を始めて1年程になります。
毎月、一定額を積み立てて少しずつですが元手から増えていっています。
僕もそうだったんのですが、積立NISAは良くオススメされるけど、始め方が複雑でよく分からないという悩みがあるかと思います。
今回は、楽天証券で積立NISAの始め方について紹介していきたいと思います。
楽天証券での積立NISAの始め方は?
楽天証券で積立NISAを始めるためのステップは以下の3つです。
積立NISAを始めるまでの手順
- 総合取引口座を開設
- 積立NISAに申し込みをする
- 投資信託の積立設定する
それでは順番に紹介していきます。
①総合取引口座を開設
まずは積立NISAを申し込む前に総合取引口座を開設しなければいけません。
総合取引口座とは、証券会社を通して投資信託や株式を売買するための口座です。簡単に言うと一般的な証券口座のことです。
積立NISAは、この総合取引口座の中で申し込みが必要なので、まずは一般の証券口座を開設する必要があります。
総合取引口座への申し込みは以下の手順です。
総合取引口座の手続き
- 口座開設の申込
- 本人確認書類の提出
- 本人情報の入力
- 楽天証券での審査
- ログインIDの受取り
上記のような流れになります。基本的にはメールでの手続きになりますので、メールアドレスの登録は必須となります。
ちなみに本人確認書類の提出の方法は以下の2パターンです。
本人確認書類
- スマホで提出
- 郵送で提出
郵送だと審査完了までに5営業日はかかるためスマホで提出することがオススメです。
②積立NISAに申し込みをする
総合取引口座を開設が終わったら、次は積立NISAの申し込みです。NISA口座の申し込みを行いましょう。
積立NISAはNISA口座で行うことができます。ざっくり説明すると総合取引口座の中にNISA口座があるイメージです。
手続きの流れは以下の通りです。
積立NISAの手続き
- 楽天証券にログイン
- NISA口座の申し込み
- 本人確認書類の提出
- 積立NISAの審査
- 受付完了のメールを受取る
本人確認書類の提出が必要かというと、総合取引口座は「楽天証券」NISA口座は「金融庁」の審査と異なるためです。
また、注意点としては以下の通りです。
ポイント
- マイナンバーの提出が必要
- スマホと郵送で本人確認書類の提出も可能
審査に問題なければ、積立NISAを行うことができます。
ちなみに、一般NISAと積立NISAは異なるので気をつけましょう。
③投資信託の積立設定する
NISA口座を開くことができたら実際に積立設定を行いましょう。
口座を開設しただけでは、積立NISAを始めることはできません。自分が積立をしたい銘柄を選ぶ必要があります。
積立の設定は以下の通りです。
積立設定
- 積み立てる投資信託を選ぶ
- 積立金額やタイミングを設定
- 目論見書・約款の確認する
- 注文確定をする
参考までに、僕の積立NISAの設定を紹介しておきます。
僕の積立設定
- 積立指定日:毎月1日
- ファンド名:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 積立金額:33,333円
- 引落方法:クレジットカード決済
- 分配金コース:再投資型
上記のような設定をしています。積立NISAの上限である40万円を12ヶ月で均等に積立設定しています。
ちなみに、僕はクレジットカード決済のため月に1回の積み立てにしていますが、1日ごとに均等に積み立てることも可能です。
積立方法は個人で自由に決めるべきですが、あえて言うならば1回、2回で40万円分を購入するより、毎月で分散投資した方がドルコスト平均法によりリスク分散が効くためオススメです。
積立NISAを楽天証券で始めることのメリット
僕は数ある証券会社の中で楽天証券で積立NISAをしています。
証券会社ごとにそれぞれの特徴があります。
楽天証券のメリットは以下になります。
楽天証券のメリット
- 取引銘柄数が豊富
- 手数料が安い
- 楽天ポイントを使って積立ができる
順番に解説していきます。
取引銘柄数が豊富
楽天証券の積立NISAで購入できる投資信託の数は、豊富で楽天証券のメリットの1つです。
日本の証券会社で楽天証券ほど投資信託を取り扱っている証券会社は少ないためです。
各証券会社の取扱銘柄数は以下の通りです。(2021年12月時点)
取扱い銘柄数
- 楽天証券:177本
- SBI証券:174本
- マネックス証券:151本
- SMBC日興証券:157本
- 三井住友:3本
- 三菱UFJ:12本
- みずほ:3本
上記のように、ネット証券の方が取り扱い銘柄数が多い傾向にありますが、楽天証券はその中でも銘柄数が多い傾向にあります。
また余談ですが、積立NISAの商品が限られている理由として、金融庁が認めた長期の積立・分散投資に適したものだけのためです。
手数料が安い
楽天証券のメリット2つ目として手数料が安いことです。
各種手数料
- 口座開設料:無料
- 口座管理料:無料
- 買付手数料:無料
上記のように各種手数料は無料となっています。しかし、積立NISAの対象となる投資信託の販売手数料は無料とすることが、政令で定められています。
じゃあどこの証券会社も変わらないのかというとそうではありません。投資信託には、信託報酬という「運用にかかる手数料」がかかるためです。
上記で説明した通り、証券会社ごとに取り扱い銘柄数が変わってきます。
楽天証券の最大のメリットは、取り扱い銘柄数が豊富で信託報酬の安い銘柄を多く扱っていることです。
例えば、信託報酬の比較は以下になります。
信託報酬一覧
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.1144%
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.0968%
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:0.162%
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):0.154%
上記のように、投資信託を管理してもらうための手数料は、積立額の0.2%以下となっています。
ちなみに、三井住友で販売されている「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」は0.275%、みずほで販売されている「たわらノーロードバランス」は0.242%の信託報酬となっています。
ネット証券で購入できる商品は、信託報酬が半分以下なので長期間運用する積立NISAはネット証券で運用した方がお得です。
楽天ポイントを使って積立ができる
楽天証券は楽天ポイントで投資信託の積立ができます。
楽天系のサービスを利用すると楽天ポイントがたまります。楽天は幅広くサービスを展開しているため、余った楽天ポイントで積立てを行うこともメリットです。
積立注文でポイントを利用するには以下の手順です。
楽天ポイント積立設定
- ポイントコースを「楽天ポイントコース」に設定
- 積立する投資信託を選ぶ
- 積立設定で利用するポイントを設定
ちなみにポイントは、下記の3つの上限を設けて使う方法があります。
ポイントの使用設定
- 全て使う
- 毎日の上限
- 毎月の上限
上記のような積立ができます。僕は毎月の上限で設定をしています。
余裕があれば楽天の他サービスと併用
楽天証券を開設したら、余裕があれば他のサービスとの連携もオススメです。
楽天カードで積立NISAを購入する
楽天証券なら楽天カードで5万円分まで投資信託を購入できます。
楽天カードのポイント還元率は1%付与のため積立してるだけでポイントがたまりお得です。
例えば、毎月5万円を積み立てた場合は月に500円、年間にすると6000ポイント貯まります。
ポイント
注意点としては、積立NISAは年間で40万円までのためそれを超えた分は別の口座で購入する必要があります。
僕も楽天カードで月5万円を積み立てしています。
楽天銀行と連結する
楽天証券と楽天銀行を連携することをマネーブリッジといいます。
マネーブリッジをすると楽天銀行の普通預金金利が上がり0.1%となります。
大手銀行の金利が年率0.001%程が当たり前の中、マネーブリッジを設定すると楽天銀行は大手銀行の100倍の金利になります。
ポイント
また、楽天証券で株式を投資する際に、証券口座に資金が不足していても楽天銀行から不足分を補ったり、即時入金できるのは便利です。
僕は楽天銀行も合わせて利用しています。
楽天市場をお得に利用する
楽天証券の口座を開設し条件を満たすと、楽天市場のポイント還元率(SPU +1倍)が上がります。
楽天のサービスを使用していると、楽天市場をお得に利用できます。
その条件は、ポイントを1ポイント以上使って500円以上の投資信託を購入することです。
僕の設定
僕も積立NISAで購入する商品を、毎月1ポイントだけ楽天ポイントを利用して、積み立てる設定にしています。
現金と合わせて購入できるので設定だけしておくことがオススメです。
まとめ
今回は楽天証券での積立NISAの始め方を紹介しました。
積立NISAは投資初心者の方には、手続きなど分かりにくい所もあるかなと思います。
ただ、一度、積立設定をしてしまうと後は、ほったらかしで信託会社が運用してもらえることも強みです。
僕も利用している楽天証券は積立NISAにオススメの証券口座です。
というわけで以上です。
本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。