「グラバー邸ってどんな建物か知りたい。グラバー邸は有名だけれど建築の特徴はどんなものがあるの?グラバー邸に行ってみたいけど、どうやって行くの?」
こういった方向けです。
本記事では、グラバー邸の建築の特徴について紹介します。
こんにちは。ピオンです。
僕は設計事務所に勤める一級建築士です。
普段は建築の設計業務を行なっています。
僕は旅行が好きで、建築士試験にも出てくるような有名な建築の観光が趣味の一つです。
僕もそうなんですが「観光地や建築作品として聞いたことがあるんだけど、実際はどんな建築か分からない」という悩みがあるかと思います。
そこで僕が実際に訪れた建築作品の特徴をまとめていこうかと考えました。
グラバー邸を訪れる際の周辺情報も併せてお伝えします。
今回は長崎にある建築で「グラバー邸」を紹介していきます。
グラバー邸はどんな建築?
建築年代 | 1863年 |
建築家 | 不明 |
構造 | 木造 |
階数 | 1階 |
建築面積 | 510.8m2 |
グラバー邸はイギリス人の商人である「トーマスグラバー」さんの住宅として建築されました。
建築家ははっきりしていないものの、日本人の大工によって建てられたと推測されています。
主な建築の特徴としては以下の通りです。
グラバー邸の特徴
- 日本最古の木造西洋建築
- ベランダ・コロニアル様式
- 天井に隠し扉がある
ベランダ・コロニアルとは簡単にいうと「建築の周囲にベランダが付いている洋風住宅」を指す用語です。
ポイント
「コロニアル」とは植民地という意味で、暖かい植民地に多く見られた建築様式です。17世紀から18世紀にヨーロッパの植民地とされた「アメリカ等の国」で使われた様式です。木造で建物正面のポーチや大きな窓、建物周囲のベランダが特徴です。
また、グラバー邸の天井には隠し扉があり「坂本龍馬を匿った」という説もあります。
もし一度、訪れた場合は天井を注意深く探してみてください。
グラバー邸の入場料と営業時間
個人 | 団体(15名以上) | |
---|---|---|
大人 | 620円 | 520円 |
高校生 | 310円 | 250円 |
小・中学校 | 180円 | 140円 |
上記は「グラバー園の入場料」です。
グラバー邸はグラバー園の中にあるため、まずはグラバー園に入場することが必要です。
ポイント
営業時間は「8時〜18時」となっており「年中無休」です。
グラバー園には「色々な建物があるため時間に余裕を持って行く」ことをオススメします。
また、最終入園受付は20分前なので注意が必要です。
グラバー邸の所在地は長崎市
住所:長崎県長崎市南山手町8番1号
アクセス
長崎駅→新地中華街→大浦天主堂→徒歩7分
感想
グラバー邸はとても開放感のある住宅でした。
建物の周囲に大きな窓やベランダが付いていて「光に溢れた室内」となっていました。
南洋の温暖な地域の建物に良くみられる様式なため、冬の寒さは大変そうですね。笑
その他、グラバー邸の周辺の情報も紹介します。
グラバー邸の庭から見える景色も素晴らしいもので、長崎を一望することができます。
グラバー園の道中にお土産屋さんや飲食店もあるため、立ち寄ることもオススメです。
ちなみに僕は道中で「ミルクセーキ」をおいしく食べました。
また、大浦天主堂もグラバー邸のすぐ近くにあるため一緒に観光することがオススメです。
というわけで以上です。
本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。