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【過去10年分を紹介!】一級建築士試験の足切り点と対策

一級建築士の足切り点が気になる人
一級建築士の足切り点が気になる人

「一級建築士試験の足切り点はいくつなんだろう?足切りにならないためにはどうすれば良いのだろうか」

本記事ではこういった悩みを持った方向けです。

こんにちは。ポンタです。

僕は令和元年度に一級建築士に合格しました。

一級建築士試験には、科目ごとに足切り点が存在します。

いくら合計点が高くても、1つでも足切り点の科目があると不合格になってしまいます。

「足切り点はいくつくなの?」、「足切り点を回避する方法はあるのか」
という疑問についてですが、

一級建築士試験の足切り点は、「科目ごとに50%くらい」です。また、令和2年度の環境・設備のように、難易度によって足切り点が変更になる可能性もあります。足切りにならないための対策としては、全科目をバランスよく勉強し苦手科目を無くすことです。

今回は一級建築士試験の足切り点について深掘りしていこうと思います。

一級建築士試験の足切り点はいくつ?【過去10年分を紹介!】

一級建築士試験の足切り点を過去10年分まとめてみました。

過去10年分の足切り点一覧

年度計画
(20点)
環境・設備
(20点)
法規
(30点)
構造
(30点)
施工
(25点)
合計基準点
(125点)
平成23年111116161387
平成24年111116161394
平成25年111116161392
平成26年111116161390
平成27年111016161392
平成28年111116161390
平成29年111116161387
平成30年111116161391
令和元年111116161397
令和2年111016161388
平均1110.816161390.8

足切り点の目安は50%以上

過去10年分の足切り点を見てみると、足切り点は50%くらいに設定されています。

  • 計画:11/20点 → 55%
  • 環境・設備:10.8/20点 → 54%
  • 法規:16/30点 → 53%
  • 構造:16/30点 → 53%
  • 施工:13/25点 → 52%

過去10年分を見てみると、足切り点はほぼ毎年50%+1点に設定されています。

一級建築士試験では各科目で6割以上取れれば足切りは回避できます。

難易度によって足切り点が変更になることも

足切り点は基本的に、毎年決まった点数になっています。

しかし、問題の難易度によっては足切り点が変更になる年もあります。

以下の科目については足切り点が変更されています。

  • 平成27年度:環境・設備
  • 令和2年度:環境・設備

環境・設備の足切り点は通常は11点ですが、上記の2年については問題の難易度が高かったのか「10点」が足切り点となっています。一級建築士試験は、毎年の合格者数が決まっているので足切り点が調整される年もあります。

もし足切り点を下回っていても、あきらめる必要はありません。
問題の難易度によって変更される可能性もあります。

全科目で足切り点は回避しなければならない

もし合計点で基準点をクリアしていても、「足切り点が一つでもあれば不合格」になります。

実際に僕の友人で、合計点では100点近く取れていたのに、環境・設備で足切りになった人を知っています。

過去の足切り点を見ても、環境・設備を苦手とする人が多いかなと思います。法規や構造、施工は問題数が多いので苦手でも足切りは回避する人が多いのかなと推測しています。

一つでも足切り点があると、いくら他の科目で点数が取れていても不合格です。

一級建築士試験では、「捨て科目はできない」ということを理解しておきましょう。

足切り点にならないための対策

結論から言いますと、「全科目をバランスよく勉強する」ことです。

当たり前なことかもしれませんが、注意するべき点もあります。

科目によって理解できるまでの時間が違う

例えば、計画は勉強しやすい科目だと思います。建築作品など暗記科目も多いので、点数も稼ぎやすいです。

対して、法規は問題が解けるようになるまでに時間がかかります。
まず、法令集を作成して、法規の内容などを理解しないと点数が伸びにくい科目です。

人によって得意科目、不得意科目が変わってきますが、同じ時間の勉強でも科目によって点数の伸びは変わってきます。ぼくの場合は構造設計をやっていたので、構造は得意でしたが環境・設備は点数が取れる様になるまで時間がかかりました。

科目ごとに勉強時間ではなく、理解度で勉強するバランスを考えましょう。

理想は全科目を少しずつ勉強すること

「一つの科目を完璧に仕上げてから次の科目を勉強しよう」という勉強法はあまりオススメできません。

理由は、ある科目で高得点を取っても「他の科目で足切りになると不合格」になるからです。

合計点では、合格基準点をクリアしていても一つの科目で足切り点を下回ってしまったために不合格になった人を知っています。一級建築士試験では苦手科目を作らないことが大切です。

一級建築士試験ではバランスよく得点することが重要です。

全科目で8割を目指しましょう

全科目8割取れれば、足切りの心配もなく「合格基準点もクリア」できます。

一つの科目を集中して得点するのではなく全科目に分散して得点できるようになれれば足切りの心配はありません。

科目ごとの8割の得点は以下になります。

  • 計画   :16点
  • 環境・設備:16点
  • 法規   :24点
  • 構造   :24点
  • 施工   :20点
  • 合計   :100点

実際は勉強していく中で、「法規、構造で9割は取りたい」など勉強法は変わってくるかと思いますが、勉強を始めた段階では全科目8割を目指すのがわかりやすいかと思います。

ぼくも全科目をバランスよく勉強して、全体的に少しずつ得点できるように勉強していました。

まとめ:一級建築士試験は全科目をバランスよく勉強する

一級建築士試験では各科目ごとに足切り点があります。
例え合計点が高くても、「一科目でも足切り点なら不合格」になります。

過去の足切り点の目安は、「各科目ごとに50%くらい」です。

また、「令和2年度の環境・設備」のように難易度によって足切り点が変更になる可能性もあります。

一級建築士試験の足切り点一覧

年度計画
(20点)
環境・設備
(20点)
法規
(30点)
構造
(30点)
施工
(25点)
合計基準点
(125点)
平成30年111116161391
令和元年111116161397
令和2年111016161388
平均1110.816161390.8

足切り点を回避する方法としては、「全科目をバランスよく勉強すること」です

注意点は以下になります。

  • 科目によって理解できるまでの時間が違う
  • 全科目を少しずつ勉強する
  • 全科目で8割を目指す

一級建築士試験はバランスよく勉強して足切り点を回避しましょう。

というわけで以上です。

本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。

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