「一級建築士に受かる人ってどんな人なんだろう。受かる人には特徴があるのかな。実際に受かった人が取り組んだことを知りたいな。」
本記事ではこういった方向けです。
こんにちは。ポンタです。
令和元年度に一級建築士試験にストレート合格しました。
働きながら1年間勉強をして、生活も完全に勉強が中心でした。実際に、合格するために工夫したことも多くあります。
今回は、僕が感じた一級建築士に受かる人の特徴について紹介していきたいと思います。
一級建築士に受かる人の特徴は?
僕は資格学校にも通っておりまして、会社の同僚や友達など周りにも一級建築士試験を受けた人がいました。
僕を含め一級建築士試験を受験する人達で、合格した人の共通する特徴を感じました。
僕が感じた、一級建築士試験に受かる人の特徴は以下になります。
- スケジュール管理ができる人
- 継続して勉強できる人
- 周囲に伝えている人
順番に説明していきます。
スケジュール管理ができる人
一級建築士試験は非常にタイトなスケジュールで行われます。
学科試験については、前もって勉強すれば時間はかけられますが、製図試験については2ヶ月ほどしかありません。
うまく勉強出来ずに、悩んでいる間に試験本番になってしまうかもしれません。
限られた時間の中で、決められた範囲を合格できるレベルまで仕上げないと一級建築士の合格はできません。
例えば学科試験では、以下のような5科目をバランスよく勉強しなければいけません。
- 計画
- 環境設備
- 法規
- 構造
- 施工
製図試験については以下の項目になります。
- エスキス力
- 計画の要点の記述
- 作図力
上記のように勉強する項目は多岐にわたります。
どの科目が抜けても、一級建築士に受かることはできません。
しっかりスケジュールを管理して、自分の苦手科目を作らないように勉強していくしかありません。
僕がそうだったのですが一度勉強した科目でも、他の科目を勉強している間に時間が空いてしまうと、忘れてしまうこともあります。
復習の時間も考慮したスケジュール管理をする事がオススメですよ。
製図試験に入る前に、対策をしておけば余裕が持てるんじゃないかと考える方もいると思います。
ですが、学科試験に受かるか分からない状態では中途半端になりやすいため、時間に余裕がある方でも、学科試験前は、学科の復習に集中した方が良いです。
スケジュール管理が上手いかどうかは、一級建築士を受かる人の特徴だと考えます。
継続して勉強できる人
上記の特徴に通じるところもあるかと思いますが、継続して勉強できる力は必要です。
一級建築士に受かるには、一般的に1000時間の勉強が必要だと言われています。
僕もそうでしたが実際には、余裕を持って試験に臨むためにはそれ以上の勉強時間を確保しました。
多くの方が、製図試験を含めて1年ほど勉強することになります。
資格学校によっては2年間のコースがあるなど、長期的に勉強を推奨しています。
仕事をしながら、1年以上も毎日勉強することはかなり大変です。日中は仕事で残業する事、休日出勤する事もあるかと思います。
それでも、継続して勉強できる人は限られているかと感じます。
僕の周りでも一級建築士を取ることを諦めている人もいます。
なかなか毎日勉強できずに、成績が上がらない方もおり、他にも予定があったり、仕方のないことかもしれません。
ただ、少なくとも僕の知っている、合格した方達は、一定以上の勉強時間を確保して、継続していました。
初めは、要領が掴めずに中々学習が進まないかもしれませんが、何度も継続して勉強していくことで、知識の土台ができて一気に点数が取れるようになります。
勉強していく中で、自分の業務や他の科目との関連性なども見える時がありました。
継続して勉強できる事はことは、一級建築士に受かる人には、一番大事な特徴かなと考えています。
周りに試験を受ける事を伝えている人
3つ目は周りの人に、一級建築士試験の勉強をしている事を伝えている人です。
上記でも、説明していますが一級建築士試験は長期間で、多くの勉強時間を必要とします。
多くの方が仕事をしたり、家族がいたり、プライベートの予定があったりするかと思います。
ですが、一級建築士の勉強時間を確保するためには、他の事に割ける時間が限られてきます。
仕事で残業したり、家族サービスをしたり、飲み会に誘われたりする事も断らなければいけない場合もあるかもしれません。
事前に周りの人に話している事で、相手も協力してくれたり、調整してくれたりする事もあるため、周りには伝えた方が良いかなと思います。
何も伝えずに相手に付き合うことになり、勉強時間を確保できないよりも言い難くても、一級建築士試験を受ける事を伝えていた方が良いと思います。
それでも気まずいなら、無事、一級建築士に受かった後に、ご飯を奢ったり、家族サービスをしたりすれば良いかなと思います。
仕事やプライベート等、たくさんの人と関わりながら生活していると思いますので、一級建築士試験の勉強に取り組むには、周りの協力も必要なのかなと考えます。
僕の周りで合格した方も、会社から業務を調整してもらい、有給を取ったり、試験期間中は家事をお願いしていたりしていました。
僕も会社に前もって伝えていた事もあり、業務を調整して、試験前には有給休暇を貰ったりしました。
周りに試験のことを伝えているかどうかも、一級建築士に受かる人の特徴かなと考えています。
僕が一級建築士に受かるために取り組んだこと
上記では一級建築士に受かる人の特徴だと感じた事を紹介してきました。
そこで、実際に僕が一級建築士試験を受ける上で、取り組んできた事も併せて紹介していきたいと思います。
ざっくりまとめると、以下の3つです。
- 家事は必要最低限にした
- 気が乗らなくても自習室に出かけた
- 飲み会等の誘いは断ることにした
順番に紹介していくので参考になれば、幸いです。
家事は必要最低限にした
まず1つ目は家事の量を減らした事ですね。
理由は、時間や体力が取られるからです。
家事をストレス発散として、行える方は良いかと思いますが、僕はあまり好きでも得意でもありませんでした。笑
具体的にいえば、下記のような事をしました。
- 自炊をやめた
- 洗濯はコインランドリー
- 買い物はネットショッピング
自分は、家事が得意ではなかったので、自炊や洗濯などをすると時間が取られるんですよね。
なので、多少お金はかかっても、勉強時間を取れる生活にしました。
買い物も、Amazonや楽天市場などで、飲み物や食べ物を箱買いし、とにかくプライベートは勉強以外に労力を使わないようにしました。
自分があまり多くの事を同時に取り組むのが、得意ではなかったので、平日は仕事と勉強、休日は勉強のみに専念できる環境を作ろうとしました。
その結果、食費や生活費は多少増えましたが、時間と余力が出てきたので正解だったのかなと思います。
お金が気になる場合は、試験が終わってしまえば、元の生活に戻せばいいだけですしね。笑
気が乗らなくても自習室に出かけた
これは本当に重要かなと感じました。
やはり、毎日勉強していると気持ちが乗らない時があるんですよね。
僕自身、そこまで集中力があったり、自分を律せるような精神力がある訳ではないので、酷い時には勉強道具に何も手をつけない時もありました。
特に、家にいると色々な欲求に負けてしまい、全く勉強出来ないタチでして、勉強のほとんどは、外でやってました。
平日は仕事終わりに、カフェによって勉強、休日は自習室やカフェに入り浸っていました。
当然、コーヒー代などはかかりますが、勉強時間の対価だと思えば、痛くありませんでした。笑
僕の場合は、勉強は外で家の中では、リラックスするという風に生活することを決めていました。
雨の日でも、気づいたら自習室に足を運んでいたので、良いクセがついていたのかなとは、思っています。
自分の場合は、自習室やカフェに行けば、勉強のスイッチが入ったので、勉強のモチベーションが切れそうな日は、場所を変えてみるのもオススメです。
飲み会等の誘いは断ることにした
自分の会社では、飲み会が好きな方がいまして、僕も若手という事で誘われる機会が多くありました。
飲み会以外でも、友人からの誘いも一級建築士の勉強期間に、多々ありました。
誘いを断ると悪いかなと思っていたんですが、一級建築士の勉強を始めてからは、開き直って断っていました。
理由を言えば、相手は分かってくれますし、ガンバレと応援してくれる方もいます。
ただ、その後のフォローは大事かなと思っています。
一級建築士試験が終わった後は、僕の方から1人ずつ連絡して、誘うことにしました。
誘いを断って申し訳ないという気持ちと、今後も仲良くしてもらいたい気持ちから、誘いはほとんど僕の奢りです。
その月は金欠でしたね。笑
それでも、当初、誘いを断った方達も、今も良好な関係でいます。
なので、一級建築士試験の勉強期間は誘いを断っても、ちゃんと後からフォローすれば何も問題ありませんでした。
試験の期間は、自分の勉強に集中して、終わった後に楽しんでも遅くはありません。
付き合いを断る事は中々難しいですが、自分のためだと考えれば、一つの選択だと思います。
まとめ:一級建築士に受かる人は気持ちを優先できる人
上記で一級建築士に受かる人の特徴等を紹介してきました。
いずれの特徴も、一級建築士を必ず受かるんだと心に決めてないと、できないことかなと思います。
一級建築士試験のために、生活を優先したり、継続して長い間勉強できることが、僕の周りで合格した人達の特徴でした。
仕事やプライベート等、色々な事がありますが、気持ちを一級建築士にどれだけ優先できるかが、合格に近づく一歩になります。
というわけで以上です。
皆さん多忙な中、勉強するのは大変でしょうけどがんばって下さい。
本記事が少しでもみなさんの役に立ててれば幸いです。